未練やその他諸々の理由があって本霊に還れない刀剣、死してもなお自分の刀剣たちから離れたくない…或いは刀剣たちの未練に縛られて成仏のできない審神者の魂が送り出される場所。
東京都内の架空の町を模ったその町は、聚楽第をヒントに政府によって作り出された、誰にも侵害されない「最後の楽園」である。
ただし、政府によって特定本丸の刀剣をベースに造られた「案内役」という例外が町内に一定数存在する。
政府によって強固な結界を敷かれているため、基本的に外部から足を踏み入れることはできない…が、とある神話事象が絡む事件をきっかけに何故か細川歌仙の「雅亭」に限り、一部の人間が出入りできるようになってしまった。
この件に関して政府は把握しているが、現状「店外に出た場合にそのまま現世に戻ってくる」ことが分かっているため無害とみなして現状は放置である。